「W杯の悪夢が脳裏に…」 韓国メディア、コロンビアの低調さ指摘「日本の勢いに押された」

ボールを獲り合うハメス・ロドリゲス(中央)と中島翔哉(右)【写真:Noriko NAGANO】
ボールを獲り合うハメス・ロドリゲス(中央)と中島翔哉(右)【写真:Noriko NAGANO】

26日にコロンビアと対戦する韓国が日本戦に注目 「寂しさが残る試合だった」

 日本代表は22日に日産スタジアムで行われた国際親善試合でコロンビア代表と対戦し、0-1で敗れた。この試合に注目していた韓国メディアも、試合結果を一斉に報じている。

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 総合ニュースサイト「デイリーアン」は、「ロシア・ワールドカップ(W杯)で日本に1-2で敗れたコロンビアは、アウェーでリベンジに成功した」と伝えている。ただ、全体的にコロンビアが日本に押されていたという印象のようだ。

 同サイトは「派手な攻撃陣を誇るコロンビアは、むしろ日本の勢いに押されていた。FWファルカオとMFハメス・ロドリゲスは、日本のMF山口蛍とMF柴崎岳を崩せず、攻撃展開に苦しんだ。ロシアW杯の悪夢が脳裏に浮かんだ」と、日本が優位に試合を進めていたと指摘。だが、後半19分に日本のハンドで得たPKを、FWファルカオがきっちりと決めた。

 また、記事では日本代表に復帰したMF香川真司についても触れられており、「その後、日本代表に初招集されたFW鈴木武蔵に代わり、MF香川真司を投入したが戦況は変わらず、日本は同点ゴールを奪えなかった」と期待に応えられなかったと伝えた。もっともゲーム全体を通して見れば、コロンビアのサッカーにはそれほど脅威を感じなかったと報じている。

「コロンビアはアウェーで勝利を収めたが、注目していたFWファルカオとMFハメスの動きはそこまで印象的ではなかった。ファルカオが後半37分、ハメスは後半42分に交代したこともあり、観衆を沸かせるプレーを期待していたファンにとっては、寂しさが残る試合だった」

 ちなみに韓国代表は、同日行われたボリビア代表戦に1-0で勝利。26日に韓国代表はコロンビアと対戦するが、どのような結果になるのか注目したい。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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