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「我々は賢かった」 PK成功のファルカオ、新監督の“修正力”と日本戦勝利に手応え
決勝点のコロンビア代表FW、ケイロス監督とのやり取りを明かす
日本代表は22日に行われた国際親善試合コロンビア戦で0-1と敗戦し、ロシア・ワールドカップ(W杯)初戦で勝利した相手に雪辱を許した。この試合で唯一となるゴールを記録したのはコロンビア代表のエースFWラダメル・ファルカオだが、コロンビア紙「エル・ティエンポ」によると敵地での勝利に手応えをつかんでいるようだ。
所属しているモナコから遠く離れた日本の地で行われたテストマッチだったが、コロンビアは本気だった。W杯後に就任したカルロス・ケイロス監督はこの一戦で、ファルカオだけでなく背番号10のMFハメス・ロドリゲス(バイエルン・ミュンヘン)らも招集している。
前半こそ日本の小気味いい攻めに受ける場面もあったが、勝負どころを逃さない。FWドゥバン・サパタがペナルティーエリア内で放ったシュートがDF冨安健洋のハンドを誘い、PKを獲得。ここでキッカーを務めたのはファルカオ。GK東口順昭にコースを読まれたものの、ゴール左隅に突き刺して決勝点を奪い取った。
「ボールを保持してプレーする時に、それぞれの個性、そして原則をもってプレーできたことをすごくうれしく思う。我々は日本に(移動して)来たことを考えれば、いい結果と言えるだろう」
代表通算33ゴール目を奪った「エル・ティグレ(スペイン語で虎)」の愛称を持つストライカーは、この1勝に手応えを持つとともに、ケイロス監督とのやり取りについてもこのように語っている。
「プロフェ(スペイン語で教授、監督)は我々に対して、もう少し下がって、ラインの間で受けるように指示した。この指示はスペースを作り出し、チャンスを作り出すことに役立った。(代表の練習として)2日間でできることはそれほど多くはないけど、我々がやったことは賢かったと思う」
チーム構築までの時間が短くても、試合中に修正するあたりはさすが南米の強豪といったところだろう。森保一監督率いる日本代表は、6月にコパ・アメリカに参戦する。チリやウルグアイ、エクアドルといった多士済々の相手に対してどう戦うか。コロンビア戦での“レッスン”を本番で生かしたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)