「そろそろ得点が欲しい」と指摘した選手は? 英記者がコロンビア戦“先発11人”を採点
「創造的かつダイナミック」な中島に7点 「W杯予選では彼のフル回転が必要」
【MF】
柴崎 岳(ヘタフェ) 6点
キャプテンマークを腕に巻き、堅実なプレーで責任感を示した。日本の出来が良かった前半は存在感を見せたが、試合が進むにつれて影響力は減っていった。
山口 蛍(ヴィッセル神戸) 6点
アジアカップで問題を露呈したボランチのポジションで、地味ながらも復帰を果たした。次のチャンスを与えられるに値するプレーを見せた。
堂安律(フローニンゲン) 8点
森保監督の下では恒例となっているように、右サイドで重大な脅威となった。室屋とのコンビネーションとドリブルでのカットインは機能したが、そろそろ得点が欲しいところだ。
南野拓実(ザルツブルク) 6点
前半に好パフォーマンスを見せた1人。プレッシングによってコロンビアのポゼッションを滞らせたが、後半はあまり効果的ではなかった。
中島翔哉(アル・ドゥハイル) 7点
創造的かつダイナミック。試合開始から終了までに見せたパフォーマンスによって、日本がアジアカップで欠いていたものを明らかにした。W杯予選では彼のフル回転が必要になるだろう。
【FW】
鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌) 6点
代表デビューという舞台に臆することなく、持っている力を発揮して周囲の攻撃陣と上手く調和していた。公式戦で大迫勇也(ブレーメン)からポジションを奪うのは現実的ではないが、途中出場のオプションとしては申し分ない。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。