「真司くんが入れば…」 堂安律が“初共演”で感じた10番・香川投入の効果と課題
果敢にコロンビアゴールに襲い掛かるも、ゴールを奪えずに後半27分に交代
森保一監督率いる日本代表は、22日に行われたキリンチャレンジカップ・コロンビア戦で0-1と敗れた。右サイドで先発出場したMF堂安律(フローニンゲン)は、ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の代表復帰となったMF香川真司(ベジクタシュ)の投入で、「真司くんが入れば何か変わりそうだと思った」と“香川効果”を感じたという。
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前半4分、カウンターからコロンビアFWラダメル・ファルカオ(モナコ)にシュートを打たれるも、クロスバー直撃で難を逃れた日本は、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)を中心とした攻撃で反撃を試みる。堂安も前半7分にMF柴崎岳(ヘタフェ)からの縦パスを受けてターンシュートを放てば、同17分には右サイドからカットインしてフィニッシュに持ち込み、果敢にコロンビアゴールに襲い掛かった。
しかし、チャンスをものにできずに後半を迎えると、同18分にDF冨安健洋(シント=トロイデン)がハンドを取られてPKを献上。これをファルカオに決められ、日本は1点のビハインドを背負った。
森保監督は直後、FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)に代えてロシアW杯以来の代表復帰となった10番の香川を投入。トップ下に香川を入れ、MF南野拓実(ザルツブルク)を最前線に回す“ゼロトップ”気味のシステムに移行した。後半27分に堂安はMF乾貴士(アラベス)と交代したため、香川との“初共演”はわずか6分間だったが、その後の猛攻の予感はあったという。
「後半、自分たちがボールを持って相手が構えた時に、アジアカップと似たような前で変化が起きない部分があった。真司くんが入れば何か変わりそうだと思ったので、もう少し一緒に(プレーしたかった)という正直な気持ちがありました」
南米の雄に対して「特に差は感じなかった印象です」と語った堂安は、コロンビア戦の課題についてこう分析する。
「バイタルにもっと行ける回数を僕も増やさないといけない。そこで受け切れずにボールが後ろに行ってしまう。自分がもらえればと思ったけど、受け切れなかった。ラストパスの時にパスコースが一つしかない状況が多くて、二つ選べるなかでどちらかを選択するシーンがあまりなかった」
いかに選択肢を増やせるか――。ボリビア戦に向けて自らに課題を課した堂安。香川との共存にも期待が懸かる。