「今季最悪のヘマ」 ベルギー代表GK痛恨ミスに騒然「ホラーな大失策」「ゾッとするエラー」
レアルで苦しむクルトワ、代表戦でも凡ミスから失点を招き英メディア揶揄
レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワは現地時間21日、欧州選手権(EURO)予選第1戦ロシア戦(3-1)で痛恨のミスから失点を招いた。英メディアはこぞって「ホラーな大失策」「ゾッとするエラー」と表現し、苦しむ守護神を揶揄している。
今季レアルへと加入したクルトワは、開幕から出番を勝ち取ったものの、不振に喘ぐチームを救うパフォーマンスが発揮できずにいた。そして、今月11日にジネディーヌ・ジダン監督が電撃復帰を果たすと、新体制の初陣となった16日のリーガ・エスパニョーラ第28節セルタ戦(2-0)で先発の座を外されている。
窮地に追い込まれ始めているクルトワだが、代表のロシア戦でも不安定さを見せた。前半14分にMFユーリ・ティーレマンスが先制点を奪った直後の同16分、バックパスを受けたクルトワはボールを前に運ぼうとするも、躓くようにボールを前方に出してしまう。これを相手MFデニス・チェリシェフに拾われ、無人のゴールに流し込まれてしまった。
その後、主将MFエデン・アザールがPKを含む2得点を決めて試合には勝利したものの、クルトワの喫した痛恨のミスが強い印象を残しており、英メディアも注目。英紙「ザ・サン」は「クルトワがロシアにゴールをプレゼントするホラーな大失策」と見出しを打って報じると、英メディア「GIVE ME SPORT」は「クルトワがゾッとするエラー」と表現し、「GKにとって今季最悪のヘマの一つを生み出した」と紹介した。
また、英紙「デイリー・スター」は「クルトワをMr.ビーンと比較」と綴り、世界的コメディアンを引き合いに出すファンの反応も紹介。「クルトワがMr.ビーンの振る舞いを見せた」というコメントの他にも、「素晴らしいアシストだ」「新たなカリウスの誕生」と様々な反響を呼んでいた。苦境のシーズンを過ごすクルトワだが、長いトンネルを抜けるのはまだ先となるのだろうか。