香川真司、外から見た代表の“前半45分”に持論 「アグレッシブに速い攻撃ができていた」
前半45分をピッチ外から静観 「初めて見て刺激を受けたところはありました」
ウォーミングアップを終えた背番号10がベンチに呼ばれ、日産スタジアムはどよめいた。しかし、その直後、ピッチでは日本はペナルティーエリア内でのDF冨安健洋のハンドを取られてPKを与え、後半19分のPKから日本はコロンビア代表FWラダメル・ファルカオに先制点を許してしまった。MF香川真司がロシア・ワールドカップ(W杯)のベルギー戦以来、日本代表に戻ってきたのは、この失点で流れが切れた時だった。
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22日、日産スタジアムで日本代表とコロンビア代表の国際親善試合が行われ、攻勢だった日本の前半をピッチ外から見ていた香川は、「非常にアグレッシブに速い攻撃がチームとしてできていたと思います。個人個人としても、みんなが自信を持ってプレーしていました。前半45分、初めて見て刺激を受けたところはありました」と、その感想を語る。
また、後半20分からピッチに入る直前に失点をしたことについても、「良いチャンスというか、こういう状況のなかでどう見せられるかを意気込んで(試合に)入りました」と、あくまで前向きに捉えていたと話した。しかし、MF南野拓実を1トップにし、その背後に入るという不慣れな布陣に加え、先制点を奪われて流れがコロンビアに傾いたこともあり、なかなかチャンスを作ることはできなかった。
そのなかで目立ったのが、中盤に降りて左右にロングボールを散らす香川のプレーだった。「僕が入った時間帯は0-1ということで、相手も1点を取ってから、より中を固めてきていました。僕たちも動きの連動性がなくなってきていたので、そこの変化は必要かなと思いました。(今の日本は)サイドにストロングがあると思う。サイドで1対1になった時に打開できる選手は多い。その展開が後半は生まれづらかったので、そこはより意識しました」と、意図的にボールを散らしていたことを明かす。