クロアチア代表MF、チェルシー残留希望も…補強禁止処分“確定”ならプレミア内移籍か
コバチッチの期限付き移籍期間が6月に終了 プレミア複数クラブが獲得に動く可能性も
チェルシーに所属するクロアチア代表MFマテオ・コバチッチは、複雑な時期を迎えている。スペイン紙「マルカ」は、レアル・マドリードからチェルシーに期限付き移籍中のMFについて報じている。
現在、チェルシーはUEFAヨーロッパリーグ(EL)で準々決勝まで勝ち上がっている。同大会を制することができれば、来季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得できる。その一方でチェルシーは、FIFAから今後2度の移籍市場で補強禁止処分が下されており、処分の撤回、延期を求め、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴をする見込みだが、状況は不透明だ。
チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏はクラブを売却する考えを強めており、熱心に補強を行い、過去のような強いチームを作る考えは薄くなっていると言われている。
コバチッチの未来も、CASの決定に大きく左右される見込みだ。コバチッチは自身がクラブに必要とされていると感じることができており、今後もチェルシーでのプレーを希望しているという。だが、チェルシーへの期限付き移籍期間は6月30日で終了するが、処分の適用が軽減、あるいは延期されない限り、完全移籍に移行することはできない。
チェルシーの混乱により、コバチッチの去就は未定となっている。だが、すでにプレミアリーグの複数クラブが獲得を目指しているとされており、仮にチェルシーが補強禁止処分を受けてもプレミアリーグに残る可能性は高そうだ。
コバチッチと同じクロアチア代表選手では、MFルカ・モドリッチがレアル・マドリードと契約を延長した。しかし、バルセロナMFイバン・ラキティッチ、インテルMFイバン・ペリシッチには移籍の噂が絶えない。ロシア・ワールドカップ準優勝で世界を驚かせたクロアチア代表選手たちが、昨夏に続き、今夏も大きな話題を呼びそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)