レアルで不調のベルギー代表GKクルトワ、EURO予選で凡ミス 英メディア「悪夢再び」
ロシア戦でイージーミスから失点 「クルトワのポカで同点ゴール贈る」
レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワが、試練の時を迎えている。ジネディーヌ・ジダン監督就任でスタメン落ちを味わった守護神は、ベルギー代表の一員として臨んだ現地時間21日の欧州選手権(EURO)予選第1節ロシア戦(3-1)で、イージーミスから相手に一時同点となるゴールを献上してバッシングの対象となった。
2020年のEUROに向けて開幕した予選ラウンド。グループIのベルギーはホームにロシアを迎えた。前半14分にMFユーリ・ティーレマンスのゴールで先制したまでは良かったが、そのわずか2分後にクルトワが痛恨のミスを犯す。
左サイドから味方のバックパスを受けたクルトワは、そのまま右サイド方向へドリブルでボールを運んだ。出しどころが見つからなかったのか、それとも利き足ではない右足でのキックに戸惑ったのか、もたついている間に相手選手からのプレッシャーを受け、躓くようにして転倒。MFデニス・チェリシェフにプレゼントボールを献上し、ドリブルでかわされて簡単に同点ゴールを許した。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、このプレーについて「ティボー・クルトワのポカでロシアに同点ゴールを贈った」と報じた。所属のレアルでは直近の試合でスタメン落ちを経験したことなどにも言及されており、「ロシア戦で悪夢再び」とクルトワの不調ぶりが伝えられた。
同点に追いつかれたベルギーは、その後に主将MFエデン・アザールがPKを含む2得点を決めて3-1で勝利を収める結果となり、クルトワはチームに救われた。英公共放送「BBC」は、「チェルシーのエデン・アザールの2得点により、元チームメートのティボー・クルトワは恥をかかずに済んだ」と報じた。
ベルギーの予選白星発進と同時に、名手クルトワのミスにも注目が集まる一戦となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)