A代表初招集の鈴木武蔵が滲ます“1トップの自覚” 森保監督からのアドバイスとは?
昨季11得点、今季も札幌で好調を維持してA代表へ「FWなのでゴールを取りたい」
森保一監督率いる日本代表は21日、翌日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(19時20分キックオフ)に向けて試合会場の日産スタジアムで前日練習を実施。今回、A代表初招集となったFW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)は「自信を持ってやりたい」とデビュー戦でのゴールを目標に掲げた。
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森保監督は今回の3月シリーズで、アジアカップに出場したエースのFW大迫勇也(ブレーメン)、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)、FW北川航也(清水エスパルス)の招集を見送り、リオデジャネイロ五輪世代の鈴木とFW鎌田大地(シント=トロイデン)をA代表に初選出した。
鎌田はFW登録ながら、もともとはトップ下を主戦場とするアタッカーで、純粋なFWという観点で見れば、今回のメンバーでは鈴木1人しかいない。森保監督からは、大迫とはまた違う“鈴木なりの特徴”をチームに還元してほしいとリクエストされているという。
「自分の特長である背後に抜けるところ、クロスのところは思い切って特徴を出してほしいと。あとは(前線で)起点になること、なるべくペナ(ペナルティーエリアの)幅で動いてパスを受けるポジションの取り方、背後の取り方を言われていますね」
リオ五輪以降、アルビレックス新潟、松本山雅FC、V・ファーレン長崎、札幌と渡り歩いてきたが、昨季は長崎で自身初のJ1二桁得点(11ゴール)をマーク。今季もミハイロ・ペトロヴィッチ監督率いる札幌でリーグ戦4試合3得点と好調をキープしている。初のA代表にも気負いはないようだ。
「クロスに入っていくところはもちろん、Jリーグでも得点を取れてきたので、そこは自信を持ってやりたい。同世代が活躍しているのはすごく刺激になった。10代の頃から一緒にやっている選手もいるので、早く自分もここで試合に出てまたみんなでサッカーやりたいなと思いながら見ていました。久々に日の丸のユニフォームで試合ができるので楽しみ。FWなのでゴールを取りたいですね」
MF南野拓実(ザルツブルク)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)らとどのようなハーモニーを奏でるのか。遅れてきたリオ五輪世代のストライカーが、満を持してA代表の舞台に挑む。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)