スペインの至宝と呼ばれた英雄の引き際 ラウルが現役引退表明

レアルでは公式戦323得点

 レアルでは公式戦741試合出場323得点というクラブ史上最多記録を樹立した。先日、レアルで自身の「背番号7」を受け継いだFWクリスティアーノ・ロナウドがこの数字に並んだ。偉大なゴール記録を塗り替えられることは時間の問題だが、在籍中にリーグ優勝6回、UEFAチャンピオンズリーグ3回優勝などに貢献した功績が色あせることはない。レアル退団後にはドイツへ渡り、日本代表DF内田篤人も所属するブンデスリーガ、シャルケへ移籍。カタールのアル・サッドでのプレーも経て、アメリカでプレーしていた。コスモスではユースアカデミーのテクニカルアドバイザーも兼任していた。

「サッカーをプレーすることは、僕の人生の一部。引退は簡単な決断ではなかったが、正しいタイミングだと信じている」

 2000年代を彩ったスーパースターがまた一人ピッチを去ることになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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