南野拓実、トップ下の“ライバル”香川に言及 「誰が見ても日本で一番実績のある選手」
森保体制でトップ下として不動の地位を築いてきたが、香川の代表復帰で競争は熾烈化
森保一監督率いる日本代表は21日、翌日のキリンチャレンジカップ・コロンビア戦(19時20分キックオフ)に向けて試合会場の日産スタジアムで前日練習を実施。新体制発足後、トップ下として不動の地位を築いてきたMF南野拓実(ザルツブルク)は、セレッソ大阪の先輩でもあるMF香川真司(ベジクタシュ)の復帰について、「もちろん競争だと思っている」とポジション争いに意欲を見せた。
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南野はロシア・ワールドカップ(W杯)後に発足した森保監督体制で約3年ぶりに代表復帰。初陣となった昨年9月のコスタリカ戦(3-0)から3試合連続ゴールを挙げるなど、トップ下として輝きを放った。
アジアカップでも6試合(1得点)に出場するなど、トップ下のレギュラーと言っていい存在だが、今回はトップ下を主戦場とする香川がロシアW杯以来の代表復帰を果たした。
クラブシーンでも香川はプレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドでプレーした経験を持ち、ワールドカップ出場2回、A代表通算95試合31得点と3月シリーズに招集されたメンバー23人の中でも群を抜いた実績を誇る。否が応でも香川との“比較”が伴うが、南野は「もちろん競争だと捉えている」と語る。
「真司くんは誰が見ても日本で一番実績のある選手で、経験があって実力のある選手。真司君の部分を見て学んで自分らしいプレーをしていければと思います。ここはみんなが競争している場所。真司くんだけじゃなくて、他にも実績のある選手ばかりだし、練習していて楽しい。自分も刺激をもらいながら、試合に向けて良い準備ができています」
コロンビア戦のピッチには南野が立つのか、香川が立つのか、それとも共存なのか。森保監督の采配は大きな見どころになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)