CLチケット高額設定のバルサにマンUが対抗措置 敵地観戦ファンに一部還元の“神対応”
第1戦でマンチェスターへ来るバルセロナファンのチケットを値上げ
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の組み合わせが15日に決まり、イングランドのマンチェスター・ユナイテッドは、スペインのFCバルセロナと対戦することが決定した。準々決勝でも屈指の好カードとなったが、この試合のチケットを巡り、早くも騒動が勃発している。スペイン紙「AS」が報じた。
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第2戦をホームのカンプ・ノウで主催するバルセロナは、ユナイテッドのファンが座ることになるアウェー席のチケットを102ポンド(約1万4900円)に設定した。だが、実際にカンプ・ノウでこのゲームを観戦するユナイテッドのファンは、75ポンド(約1万1000円)を支払えば、試合が観戦できるという。
差額となる27ポンド(約3900円)は、誰が支払うのか。これをカバーするのはユナイテッドだが、彼らはホームゲームで行われる第1戦のアウェーチケットを102ポンドに値上げし、差額の27ポンドを自クラブのファンに還元して、この差額を補填するという。
ユナイテッドはファンに向けて、「グループステージのバレンシア戦、昨シーズンのセビージャ戦に続き、私たちは難しい判断を迫られましたが、ホームゲームでバルセロナのファンに、バルセロナがアウェーのファンに設定した金額と同じ金額を支払ってもらうことを決定しました」と、声明を発表した。
そして「私たちはこの差額を、アウェーゲームに足を運ぶサポーターの助成金にし、アウェー席で第2戦を観戦するすべてのサポーターに、27ポンドの差額を還元します」と、その利用方法を説明している。
ユナイテッドのファンからすれば、まさにクラブの神対応と言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)