乾貴士、復帰組の香川&宇佐美と「一緒にやりたい」 “日本の武器”と語ったのは?
日本代表の熾烈な2列目の争いに言及 「共存というより…」
本来の左か、それともここ最近クラブで起用されている右か――。アラベスで復調したMF乾貴士の起用法は、日本代表3月シリーズ(22日コロンビア戦、26日ボリビア戦)の焦点の1つだ。ロシア・ワールドカップ(W杯)以来となる招集となったMF香川真司(ベジクタシュ)らとの共存を楽しみにする一方で、どちらのサイドで起用されるかという問いについて、自身の見解を示している。
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「真司とか宇佐美(貴史/ニュルンベルク)とかは一緒にやりたいですね。あんまり一緒に出たことがないから」
20日に行われた練習後、乾はこのように語っている。かつてセレッソ大阪時代に抜群のコンビネーションを見せ、ロシアW杯以来となる代表復帰を果たした香川、同じく復帰組の宇佐美との連係を楽しみにしている。
ただ、森保ジャパンの2列目争いは熾烈だ。アジアカップで主力として起用されたMF南野拓実(ザルツブルク)、MF堂安律(フローニンゲン)、そしてこちらも復帰組のMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)とのポジション争いとなる。本職である左サイド、アラベスで主に務めている右サイド、そして中島との共存について問われると、「ポジションがかぶっている以上、なんとも言えない」と答え、現在の日本代表のポジション争いに関してこのように明かしている。
「右をやって律のところで出られるのかというと、それはまた別の話。今は拓実、律、翔哉は日本の武器だと思う。とにかくそこに割って入るには、試合でしっかりとアピールしなければいけない。練習からやっていかないと。共存というより、一人ひとりの良さを出していければ良いんじゃないかと思います」
ベティスでの不遇から今冬にアラベスへの期限付き移籍を決断し、アベラルド監督は右サイドのレギュラーとして起用している。「おれ、基本的に右じゃない」と語気を強めて前置きし、クラブでの現状についてこう説明する。