“1トップ”鎌田大地の可能性 「FWっぽくなれている」と成長を自負する部分とは?
ベルギーで点取り屋として覚醒 「クロスの入り方とかはFWっぽくなれているかなと」
日本代表の森保一監督は、3月22日のコロンビア戦(日産スタジアム)、26日のボリビア戦(ノエビアスタジアム神戸)に向けたメンバー23人に、4選手を初招集した。そのなかで、大きな注目を集めるのがFW鎌田大地(シント=トロイデン)だ。ベルギーの地で、パサーから点取り屋へと進化した新進気鋭の22歳は、「目に見えた結果が欲しい」と貪欲にゴールを狙う姿勢を示した。
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鎌田はサガン鳥栖3年目の2017年6月、元日本代表MF長谷部誠も所属するドイツ1部フランクフルトへ完全移籍。開幕戦でリーグデビューを飾ったが、その後は思うように出番を得られず、海外挑戦1年目はリーグ戦3試合の出場にとどまった。2年目の逆襲を誓うなか、18年8月末にシント=トロイデンへの期限付き移籍が決定。これが快進撃のきっかけとなる。
鳥栖ではトップ下やサイドハーフ、ボランチで起用され、パサーとしての役割が多かった鎌田だが、マーク・ブライス監督率いるシント=トロイデンでは2トップの一角やウイングが主戦場。そのなかで3試合連続弾を含むチームトップタイの12ゴールを積み上げ、得点ランキングでも堂々のリーグ5位タイにランクインした。
鎌田自身は「自分としてはそこまで変わったイメージはない」と前置きしたうえで、ゴール量産の理由について分析する。
「何よりもペナルティーエリアの近くでボールを触れているのが大きい。鳥栖の時よりも一つ前のポジションをやっているので、どちらかと言うと点が取れている。ゴール前の最後の部分とかはあまり変わっていないと思います」
ただ、自身でも“前線でプレーする”ことへの免疫はついてきたと感じているという。
「前(のポジション)をやっているので、よりゴールに近い位置でプレーできている。クロスの入り方とかはFWっぽくなれているかなと。ボールを受ける前の動きだったり、身体の入れ方だったりは日本にいた頃よりはできるようになったと思います」