C・ロナウドの“股間パフォーマンス” 不適切も…「出場停止にならない」と伊メディア見解

ユベントスのFWロナウド【写真:AP】
ユベントスのFWロナウド【写真:AP】

CL16強のアトレチコ戦での行為が物議、UEFAが聞き取り調査へ

 ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2戦アトレチコ・マドリード戦で“股間パフォーマンス”を披露したことにより、UEFAから聞き取り調査を受けることになったが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は、出場停止にはつながらないとの見解を示した。

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 ロナウドのパフォーマンスには伏線があった。第1戦はアトレチコが本拠地で2-0と勝利したが、その試合で先制ゴールが生まれた時にディエゴ・シメオネ監督が同様のパフォーマンスをしていた。さらに同じマドリードのライバルであるレアル・マドリードから移籍したロナウドには、試合中から大ブーイングと聞くに堪えない罵声が飛ばされ、ロナウドも試合後には「僕はCL優勝5回、君たちは0回」というジェスチャーで応戦していた。

 そうしたなかで迎えたユベントスホームの第2戦で、ロナウド自身のハットトリックで大逆転突破を決めただけに、まさに“意趣返し”のものになった。この「不適切な」パフォーマンスがUEFAの調査対象となり、21日に聞き取り調査が行われる見込みだ。

 一方で、同じ行為をしたシメオネ監督は2万ユーロ(約252万円)の罰金で、ベンチ入り停止処分はなかった。それに加え、記事では「バルセロナのアルゼンチン代表リオネル・メッシとともに、このCL準々決勝に残った中でのベストプレーヤーの一人であるロナウドを、この理由によって出場停止にはできないだろう。2003年には決勝にユベントスのパベル・ネドベドが出られなかったが、その後にすぐルールが変わった。できる限り、良い選手をピッチに立たせようとする」として、ロナウドの処分は罰金で終わるとの見解を示した。

 もちろん記事では「ロナウドの行為は不適切だったのは事実」としているが、感情を爆発させた末のパフォーマンスに対して、UEFAの結論がどうなるのかは、ユベントス対アヤックスの準々決勝の行方にも大きな影響を与えることになりそうだ。

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