マンUで香川とも共闘していた!? モイーズ元監督、ベイル獲得間近だった舞台裏を告白
2013年夏の移籍市場を回顧 移動のためのヘリコプターも「準備していた」
スコットランド人指揮官のデイビッド・モイーズ氏が、マンチェスター・ユナイテッド監督時代にウェールズ代表FWギャレス・ベイルの獲得が間近に迫っていたことを明かしている。結果的にレアル・マドリードとの争奪戦に敗れたが、クラブは同選手獲得のためにヘリコプターも用意していたのだという。
モイーズ氏は2013年にクラブを27年間率いた“サー”・アレックス・ファーガソン氏の後継者としてマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任。しかし、成績不振によって1年足らずで解任となった。
心残りとなっている一つが、プレミアリーグのトットナムでプレーしていたベイルの獲得失敗だ。同選手は13年夏、当時の世界最高額となる8500万ポンド(約126億円)でスペインのレアルへ移籍することになるのだが、モイーズ氏就任直後のユナイテッドも獲得に迫っていたという。衛星放送「ビーイン・スポーツ」で、「我々は常にギャレス・ベイル獲得のチャンスがあると考えていた」と当時を回想する。
モイーズ氏によれば、ユナイテッドはベイルをマンチェスターへ連れてくるためのヘリコプターも手配済みだったというのだ。モイーズ氏は、こう語っているという。
「我々はより高額のオファーをしていた。彼を誘惑しようとしていた。我々は(ヘリコプターを)準備し、トライしたんだ」
本当にあと一歩のところでベイル獲得に失敗していたようだ。当時のユナイテッドには元イングランド代表FWウェイン・ルーニー(現D.C. ユナイテッド)や日本代表MF香川真司(現ベジクタシュ)が所属していた。ベイルも加わっていれば、モイーズ氏にとってもまた違う未来が訪れていたのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)