Jリーグを称賛する韓国代表MF、母国の新スタジアムに感慨 「Jと比較しても遜色ない」
柏から蔚山現代に期限付き移籍中のキム・ボギョン 大邱FCの新スタジアムで今季初ゴール
今季、Jリーグの柏レイソルからKリーグの蔚山現代FCに期限付き移籍した韓国代表MFキム・ボギョン。17日に行われたKリーグ第3節、大邱FCとのアウェー戦で今季初ゴールを決めた。キム・ボギョンは後半19分に左足でミドルシュートを決め、蔚山に先制点をもたらしたが、同34分に同点弾を決められ試合は1-1のドローで終了した。
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この日、今年から新設された大邱FCのホームスタジアム「DGB大邱銀行パーク」には1万2419人の観客が入ったという。ゴールを決めたキム・ボギョンは試合後、スタジアムに入った多くの観客と盛り上がりについて、Jリーグと比較したコメントを残したと韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」が報じている。
「試合前から『Kリーグもこのくらいの雰囲気を出せるスタジアムがあるんだ』と感じていた。ファンもとても熱狂的でアウェーチームとしては、難しい試合になる感じがあった。Kリーグ全体で、このようなスタジアムやファンが増えればいいなと感じた。Jリーグのサポーターや応援の雰囲気と比較しても遜色ない。Jリーグのほとんどのチームで、とても多くの観客が来る。大邱の雰囲気はJリーグと大きく変わりない」
昨年、キム・ボギョンを取材した時、Jリーグの環境の良さについて称賛していたが、母国のKリーグにも少しずつ良いサッカー文化と雰囲気が根付いてきたことに満足していたに違いない。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。