「INACでも日本一」 八坂芽依&吉田凪沙の盟友コンビが描く新天地での理想ビジョン

八坂(左)と吉田(右)は、5年ぶりに兵庫の地で共闘することになった【写真:井上智博】
八坂(左)と吉田(右)は、5年ぶりに兵庫の地で共闘することになった【写真:井上智博】

八坂はサイドアタッカー、吉田はボランチとして激しいポジション争いに挑戦

 豊富な運動量と縦に速い攻撃を持ち味とする八坂は、左右両サイドでの起用が見込まれている。MF仲田歩夢や韓国代表MFイ・ミナ、FW増矢理花など実力者がひしめく激戦区だが、自分が勝負すべき道はイメージできているという。

「独自のテンポで中間ポジションを取って、ゴールに近づいていくのが私の得意なプレー。(鈴木俊)監督からは、それをしっかり生かせられたら攻撃の良い起点になれると言われています。INACには上手い選手が多い分、私も積極的にならないと良いテンポにならない。チャンスメイクするのが仕事なので、サイド突破でも流れを変えていきたいですね」

 一方の吉田は、今季が自身初の1部挑戦となる。トップリーグ、しかも強豪INACとあって、スピードやプレーの質の違いは大きいという。それでもボランチとして身長167センチのサイズは大きな魅力だ。キャプテンのMF中島依美やMF伊藤美紀、MF杉田妃和が立ちはだかるポジションで、武器とする守備での貢献を誓う。

「昨季まで大学でプレーしていたので、日本一を目指すチームのレベルの高さを感じています。スピード感も全然違うので、まずはそこに早く慣れないといけませんが、毎日学ぶことも多くて良い刺激をもらっています。自分は他の選手に比べると上背があるので、ヘディングや球際に激しく行って相手の起点を潰す守備でチームに貢献したいと思います」

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