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インテル&ユーベ「歴代10番」トップ10 3つの視点からイタリアメディアが選出
“怪物”と希代のファンタジスタが続く
続くのが、2回獲得したブラジルの怪物で“元祖”ロナウド。インテルの10番を背負って活躍したストライカーは、別次元とも言われた得点力と技術、加速力でゴールを量産した。惜しむらくは、彼自身の身体が、そのポテンシャルに耐えられなかったことだろうか。それでも、いまだに歴代で世界最高のストライカーに推す声も多い。
3位以降は、それぞれバロンドールを1度獲得した選手が並ぶ。このランキングの中で、唯一両チームで10番を背負ったイタリアのファンタジスタ、ロベルト・バッジオが3位となった。彼もまたロナウドと同じく、膝の負傷に悩まされたのが残念だった。しかし、ピッチ上に魔法がかけられたかのようなシュートやパス、芸術的なアーチが描かれるフリーキックは、まさにサッカーがファンタジーの世界に飛び立ったような瞬間を演出した。
4位から6位の3人は、やや時代をさかのぼる選手が並んだ。
4位は、1960年代にユベントスで活躍したMFオマール・シボリ。ユーベでは254試合167得点という成績を残した。アルゼンチンとイタリアの二重国籍で、当時は認められていたため、それぞれの代表チームでのキャップを持っている。
5位はインテルでプレーしたルイス・スアレス。現バルセロナのウルグアイ代表FWではなく、こちらも60年代に活躍したスペインの名手だ。61年にインテルに加入した際の移籍金14万2000ポンド(現在のレートで約2700万円)は、当時の世界最高額だったと記録されている。