「すでに鳥栖で決定的存在」 元バルサMFクエンカ、値千金の決勝弾に海外メディア称賛
試合終了間際にヘディングで決勝弾 チームに今季リーグ戦初勝利をもたらす
今季からサガン鳥栖に新加入したMFイサック・クエンカは17日、J1リーグ第4節のジュビロ磐田戦の終盤に途中出場すると、値千金の決勝ゴールを奪い、1-0の勝利に貢献した。海外メディアも殊勲のクエンカについて「すでに鳥栖で決定的存在」と称賛を送っている。
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バルセロナの下部組織で育ったクエンカは、当時指揮官を務めていたジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)にその才能を買われ、2011年にトップチームへと引き上げられた。その後はアヤックス、デポルティボ・ラ・コルーニャなどを含め数多くの海外クラブを渡り歩き、今季鳥栖へと加入していた。
シーズン前のキャンプでは元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスとともにチーム作りの柱となっていたクエンカだが、開幕戦の名古屋グランパス戦(0-4)、第2節のヴィッセル神戸戦(0-1)を欠場して出遅れることに。第3節FC東京戦(0-2)では途中交代で移籍後初出場するも、直後に数的不利となったことで守備に走り回ることになっていた。
無得点での開幕3連敗と泥沼状態にあった鳥栖は、磐田戦でも後半に退場者を出す苦しい展開を強いられるが、クエンカが0-0で迎えた後半37分にピッチに立つとチームの救世主となる活躍を見せる。後半アディショナルタイム2分、ハーフウェーライン付近で華麗なルーレットを見せて相手選手を引きつけると、そのままヒールパスで左サイドのMF原川力へと渡す。その後、MF高橋義希を経由して左サイドを原川がフリーで突破。その間にクエンカはゴール前へと一気に走り込むと、原川からのクロスを頭で合わせてゴールネットを揺らした。
今季チーム初得点に加え、リーグ戦初勝利に導く値千金の決勝弾を決めたクエンカに対し、バルセロナ専門サイト「weloba」は「クエンカはすでに鳥栖の決定的存在」と見出しを打って報じ、「このカタルーニャ人はプレーするのが難しいなかで不確実な数カ月を過ごしていたが、Jリーグでの初ゴールを決めた」と綴っている。
磐田戦の後半6分に負傷交代していた主将のトーレスも、試合終了の瞬間に歓喜を爆発させ、笑顔でチームメートと勝利を祝福していた。クエンカのインパクトある一撃を機に、鳥栖は厳しい船出からの立ち直りを図る。
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