「メンタル的な障害」「我々の限界」 チェルシー監督、後半“急失速”の敗戦に嘆き節

敗戦にサッリ監督が嘆き節【写真:Getty Images】
敗戦にサッリ監督が嘆き節【写真:Getty Images】

敵地でエバートンに0-2敗戦、来季EL出場圏内の5位浮上を逃す

 チェルシーは現地時間17日に行われたプレミアリーグ第31節エバートン戦を0-2で落とし、UEFAヨーロッパリーグ(EL)圏内となる暫定5位浮上のチャンスを逃した。前半にチャンスを作りながら後半崩れた試合展開に、マウリツィオ・サッリ監督は「精神的な限界だ」とあきらめムードだったと英公共放送「BBC」が伝えている。

 前半こそサッリ監督の標榜する攻撃的サッカーが機能し、チェルシーが優勢に試合を進めていた。しかし、ベルギー代表MFエデン・アザールのシュートがポストを叩き、元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスも決定機を生かせずにハーフタイムを迎えると、後半に入ってエバートンのFWリシャルリソン、MFギルフィ・シグルズソンにゴールを許してアウェーから勝ち点を持ち帰ることができなかった。

「我々は今シーズンのベストと言える45分間を過ごした。しかし、後半初めにそのプレーを突然停止してしまった。理由が分からない。それがフィジカル的な問題であることは考えられない。もしそうなら一瞬ではなく、徐々に状況が悪くなっていくものだから」

 サッリ監督は後半に入っての急失速について、自分にも分からないといった様子で語り、このように続けている。

「この変化を説明するのは、私にとってはとても難しい。おそらくそれは、メンタル的な障害なんだろう。現時点で、それは我々にとっての限界なのだ。前半のように貫いてプレーできれば、順位も別の位置にいるはずなのだから」

 チームとしてのスタイルに問題はないとした一方で、チーム全体にナイーブさがあると指摘した。とはいえ、今季プレミアは残り7試合。突然崩れる悪癖を解決しない限り、来季のヨーロッパ戦線生き残りは難しいのかもしれない。

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