マルセイユ酒井が挑む“万能DF”への進化 伊代表FWバロテッリとの共闘で得られる経験値

最年長として名実ともに中核を担う 「チームは今、勢いに乗っている」

 ニース戦では得点にこそつながらなかったが、コーナーキックがピンポイントでバロテッリの頭上をとらえたシーンもあった。得点時のオカンポスのアシストも含めて、前線の選手も高いレベルを備えているから、バロテッリの得点力を引き出すことができる。

「前の選手たちは非常にレベルが高いです。後ろ(守備陣)も最近非常に安定しているので、後ろがゼロに抑えていれば、うちの攻撃陣だったら絶対に1点を取ってくれる」

 この“信頼関係”こそが、チームに勝利を呼び込む鍵だ。

「ピッチの中で、僕とマリオとバレリー(・ジェルマン)が最年長なので。でも、若い選手もしっかり責任を持ってやれている。今、勢いに乗っているので、良いところだけしっかり伸ばしていければいいと思います」

 マルセイユ3年目の酒井は、年長者というだけでなく、ゲームを支えるという面でも、チームの中核選手になったと感じる。次節は現地時間17日の王者パリ・サンジェルマン戦。CL敗退で意気消沈している相手だが、「僕はいつも通りやるだけです」と酒井は静かな決意をのぞかせていた。

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