マルセイユ酒井が挑む“万能DF”への進化 伊代表FWバロテッリとの共闘で得られる経験値

マルセイユ3年目を迎えた酒井【写真:小川由紀子】
マルセイユ3年目を迎えた酒井【写真:小川由紀子】

「マリオのような良いストライカーの瞬時のスピードに慣れることはできる」

 酒井もバロテッリ加入の影響は大きいと話す。

「(バロテッリは)存在感の大きいストライカー。非常にチームとの輪を大事にしていて、ピッチ内外でみんなの人気者です。相手にとっては非常に怖い存在でしょう。そういうストライカーが入ったのは大きいですね」

 マルセイユはスタッフにもイタリア人が多く、かつてASローマを率いたガルシア監督もイタリア語を話す。バロテッリにとっては馴染みやすい環境だ。

 酒井は以前、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現LAギャラクシー)やバロテッリのようなストライカーは、何もしないで立っているだけでも危険な存在だと話していた。

「マリオ(・バロテッリ)だったり、(モナコのラダメル・)ファルカオだったり、世界で何人かの選手は特別だと思います。ゴール前で決める力があるというのをみんな知っているので、僕らも(ラインを)上げていても自然に下がってしまうというのがある」

 ディフェンダーの酒井は、そんな屈強なストライカーと日々の練習でマッチアップしている。試合数の多いマルセイユは、シーズン中のトレーニングはコンディション調整を主な目的としていて、バチバチとやり合う場ではないが、「スピードに慣れることはできますね。彼のような良いストライカーの瞬時のスピードや、何を考えているのかという経験は得られます」と酒井は手応えを話した。

[ftp_del]
>>【PR】UEFAチャンピオンズリーグ&ヨーロッパリーグの「大会情報・日程・視聴方法」をチェック!
[/ftp_del]

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング