悲運のファン・ペルシー オウンゴールでオランダの欧州選手権予選敗退が決定

ヘッドでのクリアが決定的な3失点目に

 オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーは、プレーオフ進出へ最後の望みをかけた欧州選手権予選最終節のチェコ戦で、屈辱のオウンゴールを献上。自身もチーム2点目となるゴールを決めたが、結局2-3で敗れて予選敗退が決まった。オランダ代表が欧州選手権出場を逃すのは、奇しくも1984年フランス大会以来のこと。31年前に逃したフランスへの切符を、またも逃してしまった。

 前半24分、35分と早々に2点のビハインドを負ったオランダは、同39分にベンチスタートだったファン・ペルシーを投入。攻撃的な布陣で逆転を狙った。しかし後半19分、ファン・ペルシーがまさかのオウンゴールでチェコに決定的な3点目を献上してしまった。

 オランダ代表の前主将は、チェコの10番MFスカラクが蹴った右サイドからのFKを頭でクリアしようと試みたが、これが不幸にも味方ゴールに吸い込まれた。英地元紙「メトロ」で、「お笑いもののオウンゴール」と取り上げられてしまうなど、オランダ代表前主将にとっては屈辱的な出来事となった。

 その後、FWのクラース=ヤン・フンテラール、そしてファン・ペルシー自らも汚名返上とばかりにゴールを決めて、チェコに追いすがったが、結局オウンゴールが決勝点となり2-3で敗れた。勝利が最低条件だったオランダはグループ4位となり、敗退が決定。まさに泣きっ面に蜂となったファン・ペルシー。“2得点”の活躍は、望んでいない形でスポットライトを浴びる結果となった。

 

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