日本を鼓舞する西川の“ビッグスマイル” 主役に一歩及ばずも「経験を生かしたい」
日本をもり立てる“ビッグスマイル”
今後、同じような状況が起こらないとは限らない。常に「失敗から学ぶ」という言葉を繰り返す男は、すでにチームメートと建設的な話し合いをしたことを明かした。それに加え、自らもボールをラインの外に弾きだすなど、プラスアルファのプレーができたかを自問自答している。そうした人間性も、チームメートから信頼を集める理由の一つだ。
今回対戦したイランは、FIFAランキングではアジアトップ。互いに順当に2次予選を突破すれば、ワールドカップ出場権を懸けた最終予選で顔を合わせる可能性が十分にある。
「最終予選は、厳しい戦いが待っている。経験を大事にしていきたい」
出場機会こそなかったが、過去2大会の最終予選をチームの一員として経験している。今度は、自らがゴールマウスに立ち、その経験を生かす番だ。日本代表の新たな守護神が、どんなに厳しい状況でも“ビッグスマイル”と呼ばれる笑顔でチームをもり立てる。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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