ペドロのチェルシー移籍を失敗と語るバルサDF 「残留していれば幸せだった」

39億円の移籍金 「多くの人間が絡み過ぎていた」

 バルセロナのブラジル代表DFダニエル・アウベスは、今夏の移籍市場でバルサからチェルシーに移籍したスペイン代表FWペドロについて「移籍は失敗だった」と語っている。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 ペドロはメッシ、ネイマール、スアレスの3トップの後塵を拝し、昨季終盤バルセロナで出場機会を失ったことから、2100万ポンド(約39億円)の移籍金でチェルシー行きを決断した。

 アウベスはペドロの決断を過ちだと信じている。「ペドロにはチームに残留すべきだと私は伝えた。だが、多くの人間が絡み過ぎていた。彼は残留していれば幸せだったんだ。だが、決断を下すのは我々ではない。彼には何年もチームに残ってもらいたかった」と語ったという。

 ペドロは今季チェルシーでリーグ戦1得点、欧州チャンピオンズリーグ1得点という結果を残しているが、昨季王者は16位と低迷しており、ペドロに対しても「期待値に見合う活躍はできていない」と、記事では厳しい評価が下されている。

 一方、今夏の移籍市場で補強禁止処分が下されていたバルセロナは、メッシが左膝靭帯損傷で長期離脱し、ラフィーニャが右膝前十字靭帯断裂で今季絶望と故障者が続出している。首位ビジャレアルと勝ち点1差ながら、4位とやや苦しいシーズン序盤となっている三冠王者。万能型のペドロが、もしもカンプノウに留まっていたら――。アウベスは心から、そう悔やんでいる様子だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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