あらためて浮き彫りとなった日本の本田依存 ミランでの復調がカギに

ミランでの復権は必須

 一方で、この日の試合内容は決して芳しいものではなかった。FIFAランキング55位の日本にとっては、対するイランは同39位でアジアトップ。その相手とのアウェーゲームだったため、本田も「イランも非常にいいチームで、アウェーで非常に厳しかった」と、これまでの2次予選で戦ってきた格下とは別格の相手であったことを認めた。

 「もちろん、勝てなかったことは非常に残念」としながらも、「自分たちの実力不足からではあるが、今日の引き分けは妥当な結果だった」と、1-1の引き分けを振り返った。

 今後は所属チームに戻るが、11月には再び集合。ホームでスコアレスドローに終わったシンガポールと、本田自身もゴールを決めて3-0で勝利したカンボジアとの連戦が待っている。敵地とはいえ格下相手との連戦で予選グループ首位を維持する必要がある。そのためにも、ミランで出場機会をしっかりと得て、試合勘を保った状態で代表に再合流することが求められる。

 現状のハリルジャパン攻撃陣に、本田の存在は欠かせない。この中東2連戦では、あらためてそれが浮き彫りになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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