体で押し込む執念の同点弾 武藤が得た岡崎への挑戦権

本人も悔やむ決定機を逃した1プレー

 そして本人も「決定機を決め切っていれば素晴らしいゲームになっていた」と振り返ったのが、後半13分に訪れたこの日最大の見せ場だった。相手コーナーキックからのカウンターで清武弘嗣(ハノーファー)、宇佐美貴史(G大阪)と素早くつなぐと、武藤は一気に縦へスピードアップ。相手最終ラインの背後で宇佐美のスルーパスを受けると、相手GKと1対1になる決定機を迎えたが、ドリブルがやや大きくなり、ボールをGKに引っかけてしまった。

 その後、岡崎が投入されると武藤は右サイドへスライドし、後半43分までプレーした。代表で初めて1トップで先発し、ゴールも決めてアピールに成功。悔いの残るシーンもあったが、1トップの主軸である岡崎慎司(レスター)への挑戦権を得られたのは確かだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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