日本代表復帰の香川真司をどう生かすか? 布陣別で見る森保ジャパンの「香川活用法」
【3月シリーズでの起用法B:3-4-2-1】3バック採用なら2シャドーの一角か
仮に森保監督が、U-22日本代表で採用している3-4-2-1を今回の3月シリーズでテストする場合、香川は2シャドーの一角に入る形になるが、香川がある程度ボランチと近い距離を保って攻撃を組み立てると、流れのなかでもう一人のシャドーと1トップが2トップのような形になる状況が多くなりそうだ。2シャドーで香川と並ぶ形であれば、バイタルエリアで能力を発揮するMF宇佐美貴史(デュッセルドルフ)が機能する芽も出てくる。3バック、ボランチと香川のところで上手くタメを作れることを前提に、ウイングバックには攻撃センスの高い安西やDF西大伍(ヴィッセル神戸)を起用しても面白い。
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河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。