「3つのチャンスをすべて決めた」 C・ロナウドの“勝負強さ”にアトレチコが白旗宣言
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ユベントスを逆転8強に導く3ゴール グリーズマンもシメオネ監督も脱帽
ユベントスはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、アトレチコ・マドリードとの第2戦に3-0で勝利し、2戦合計スコア3-2の逆転勝利を収めた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの勝負強さ健在を世界中に知らしめたが、痛いほどそれを味わったのは苦杯を嘗めたアトレチコの面々だろう。米スポーツ専門局「ESPN」によると、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン、ディエゴ・シメオネ監督らが“白旗宣言”を口にしたという。
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アウェーゴールを許さず3得点を奪う――。その困難なミッションを完遂する原動力となったのはロナウドだった。前半27分に相手マーカーの頭上を越すダイビングヘッドで1点差に詰め寄り、後半3分には右サイドからのピンポイントクロスに“ここ”しかないタイミングで飛び込んで2点目。そして試合終盤にチームメートが得たPKという重圧がかかる場面でもきっちり成功させてハットトリックを達成。本拠地ユベントス・スタジアムは歓喜の坩堝と化した。
試合終了直後には第1戦でシメオネ監督が見せた“股間ポーズ”を見せつけるなど、らしさ全開だったロナウド。それを見せつけられる形となったシメオネ監督だが、このように語っている。
「クリスティアーノは世界で最高の選手のうちの一人だ。そして彼が試合に出れば、今日やったようなことを見せつけるのは普通のことでもある。(アトレチコの本拠地である)ワンダ・メトロポリターノと同じようなことを彼がやったのは確かで、ユベントスのような偉大なクラブでも、そのパーソナリティーをファンに見せつけたと思う」
ピッチで戦った選手も同様のようだ。グリーズマンも衛星放送「BTスポーツ」の試合後インタビューでこう話している。
「第1戦では僕らはよく守れていたので、彼らにはチャンスがなかった。でも今日、彼は3つのチャンスが来て、3つをすべて決めきったんだ」
レアル・マドリード時代のロナウドに何度も勝負どころで手痛い一撃を浴びてきたからこその実感だろう。世界で最高の選手の一人と闘将も脱帽するしかないロナウドは、いまだ世界最強のゴールマシンと言えるだろう。