ユベントスが“奇跡”のベスト8進出 エースのロナウドが面目躍如のハットトリック達成

第1戦を0-2で落としたなか、ロナウドが後半立ち上がりまでに2点を奪ってタイに
まさに千両役者の面目躍如だった。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、ユベントス対アトレチコ・マドリードの第2戦は、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがハットトリックの活躍で3-0の勝利を収め、2戦合計3-2でベスト8進出を決めた。
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ブラジル代表DFアレックス・サンドロが出場停止のユベントスは、左サイドバックにCLデビューとなるDFレオナルド・スピナッツォーラをサプライズ起用。一方、スペイン代表FWジエゴ・コスタが出場停止のアトレチコは、古巣対決の同代表FWアルバロ・モラタをスタメンのピッチに送り込んだ。
初戦をアトレチコがホームで2-0と勝利し、ユベントスが最低でも2得点が必要な試合はいきなり激しく立ち上がった。前半5分にはユベントスのコーナーキックがニアサイドでこぼれたところにロナウドが突進。このこぼれをイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが押し込んだが、ロナウドのところでファウル判定となりゴールは認められなかった。それでも、ユベントスはほとんどの時間を敵陣に押し込んで過ごす攻撃的な試合を展開した。
そうしたなかで前半27分、イタリア代表MFフェデリコ・ベルナルデスキが左45度の位置に進出すると得意の左足でクロス。これをファーサイドから飛び込んできたロナウドが打点の高いヘディングで叩きこんでユベントスが先制に成功。1点のリードを奪って後半に入った。
すると後半の立ち上がり3分、ユベントスは右サイドからポルトガル代表DFジョアン・カンセロがゴール前に上げると、これを頭で合わせたのは再びロナウド。アトレチコのGKヤン・オブラクがスーパーセーブを見せたかに思われたが、ゴールラインテクノロジーによりゴールに完全に入ったボールを弾き出していたことが主審に伝わりゴールが認められた。ロナウドの2発で、ユベントスはこのまま試合が終われば延長戦というところに持ち込んだ。