本田圭佑、凱旋試合でACL初ゴールも悔しさ露わ 「もう少し良いプレーがしたかった」
広島戦でゴールも1-2と惜敗、「勝ちにふさわしかったと思う」と対戦チーム称賛
メルボルン・ビクトリーの元日本代表MF本田圭佑は、12日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2戦サンフレッチェ広島戦でフル出場し、1-1の同点に追いつくACL初ゴールを決めたものの、チームは1-2で敗れた。試合後、本田は「もう少しチームとして良いプレーがしたかった」と悔しい思いを語っている。
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試合は前半3分に広島が先制。その後はメルボルン・Vがボール保持率を高めるなか、右サイドハーフでスタメン出場の本田は積極的にミドルシュートを放つなど存在感を放った。トップ下にポジションを移した本田は後半26分、右サイドから入ったグラウンダーのクロスにスライディングしながらの左足シュートを決めた。これが2008年に名古屋グランパスからVVVフェンロへ移籍して以来、初となるJリーグ勢との対戦となった本田にとって、凱旋のゴールになった。
しかし、試合は同41分に広島が勝ち越しゴールを挙げて2-1の勝利。試合後、本田は「勝ちに来たんで、それが実現できなかったことには言い訳ができない。もう少しチームとして良いプレーがしたかった」としたうえで、「サンフレッチェが良いプレーをして勝ちにふさわしかったと思うので称えたいと思います」と広島のプレーを称えた。
この試合は広島ビッグアーチがアジアサッカー連盟(AFC)のスタジアム規定で販売できない席種、エリアが広かったとはいえ、本田効果もありチケットは完売。そうした状況に本田は「見に来てくれるファンのために少しでも良いプレーと思っていたけど、結果が生まれないと意味がないので残念ですが、少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです」と、日本のファンへの思いを語った。
この結果、メルボルンは開幕から2連敗と厳しい立場に追い込まれた。この後はグループでも上位の実力と見られる広州恒大(中国)とのホーム&アウェー連戦が待っているが、本田は「残り4試合あるので、全勝するつもりで頑張りたい」と意気込んだ。広州の中盤にはブラジル代表MFパウリーニョが所属するだけに、その対決にも注目が集まる。そして、その後の第5戦ではメルボルン・Vのホームで広島を迎え撃つ。