広島、メルボルンV本田のACL初ゴールをかき消す劇的勝利! FW渡が値千金の決勝弾
後半26分に本田が同点ゴールを決めるも、広島が試合終了間際に決勝ゴール
サンフレッチェ広島は12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ第2節、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)とのホームゲームに臨んだ。前半3分に広島が先制したゲームは、後半26分にメルボルンのMF本田圭佑が同点ゴールを奪ったが、同41分に広島がFW渡大生の決勝ゴールで勝ち越し、2-1の勝利を収めた。
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広島はACL初戦でスタメンに入らなかったFWパトリックやDF水本裕貴がスタメン出場。一方のメルボルンは、2008年に名古屋グランパスからVVVフェンロ(オランダ)に移籍して以来、クラブチームでは初めて日本での試合に出場するMF本田が右サイドハーフでスタメン出場した。本田への注目度の大きさは、チケットの完売という形でも表れた。
試合は前半3分に本田がミドルシュートを放った後の広島の攻撃で動いた。パトリックが相手DFを引き連れながらのドリブルでペナルティーエリア内の右サイドを縦に進出すると、マイナスの折り返しをMF東俊希が冷静に流し込んで1-0と先制に成功した。
その後、試合は両者ともにアグレッシブな姿勢こそ見せるものの大きなチャンスを作りだせない膠着状態に陥った。次第にボール保持率はメルボルンに傾き、本田も前線でパスワークに参加し、前半34分にはゴール正面からミドルシュートを放ったものの枠外。広島が立ち上がりのリードを維持して1-0でハーフタイムに突入した。
後半に入ると14分、中盤からのショートカウンターから再び本田がゴール正面からのミドルシュートを放ったものの、これも枠外。逆に広島は同19分に逆襲からパトリックのラストパスを受けたMF森島司がGKと1対1になるチャンスを得るも、GKの守備範囲にシュートは飛んで追加点とはならなかった。
そうしたなかで後半26分、凱旋の千両役者がスコアを動かした。メルボルンは右サイドを突破すると中央へのグラウンダーの折り返しに走り込んできた本田がスライディングしながらのシュートを決め、1-1の同点に追いついた。
それでも広島は後半41分、左サイドから途中出場のMF柏好文が右足クロスを入れると、FW渡大生がヘディングシュートを決めて勝ち越し。これが決勝ゴールになり、2-1の勝利を収めた広島は2試合を終えて1勝1敗の勝ち点3とした。一方、本田の大会初ゴールも敗戦となったメルボルンは2連敗という厳しいスタートになった。