鹿島、新戦力FW伊藤が2発も…元伊代表FWに連続被弾 ACL山東魯能戦は2-2ドロー
新加入の伊藤のゴールで一時2-0も、FWペッレに2ゴールを奪われ敵地で引き分け
鹿島アントラーズは12日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループリーグ第2戦で山東魯能(中国)と対戦し、FW伊藤翔の2ゴールでリードを奪ったものの元イタリア代表FWグラッツィアーノ・ペッレに2点を許し、敵地で2-2と引き分けた。
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立ち上がりから両ゴール前のシーンが多いなか、先に得点を奪ったのは鹿島だった。前半10分、伊藤がMFレオ・シルバとのワンツーで中央突破に成功すると、ゴール正面から右足シュートを流し込んで先制に成功。伊藤は、ACLではプレーオフのニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)戦に続くゴールで、本大会では横浜F・マリノス時代の2014年以来の得点になった。
さらに伊藤は同14分、右45度の位置から攻撃参加したDF平戸太貴のスルーパスに反応すると、飛び出して体を倒してきたGKの上を越える技術の高いシュートを決めて追加点。鹿島は早々に2-0とリードを奪った。
しかし鹿島は山東の攻撃に対し、右からのクロスがファーサイドで折り返されたボールをブロックに行ったMF三竿健斗が腕を上げて飛んでしまい、そこにボールが直撃してハンドとPKの判定。これを元イタリア代表FWグラッツィアーノ・ペッレに蹴り込まれ、同20分に1点差に詰め寄られた。
徐々に山東に押し込まれる時間が増えた鹿島は同41分、ゴール前のこぼれ球を反応よくペッレに左足で蹴り込まれて失点。リードを維持することができず、2-2の同点でハーフタイムに突入した。
後半も全体に落ち着かない試合展開のなか、鹿島は同16分にMF山口一真に代えてMF安部裕葵をピッチに送り込んだ。ゴール前のシーンが多い試合に鹿島は山東のコーナーキックからベルギー代表MFマルアン・フェライニのヘディングシュートに冷や汗をかく場面もあったが、同点のまま試合は残り時間を少なくしていった。
結局、両チームとも勝ち越しゴールを奪うことはできずに試合はこのまま2-2で引き分け。鹿島は2点リードを追いつかれたという点で悔しさが残る結果だった一方で、1勝1分の勝ち点4に伸ばした。一方の山東は初戦の慶南(韓国)戦に続く引き分けで、勝ち点2となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)