移籍希望のコロンビア代表FWファルカオ “望むクラブの一つ”ミランの返答は「ノー」
代理人のメンデス氏とともに移籍先模索も、約13億円の高額年俸がネックに?
モナコのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオは、来季に向けて環境を変える意向を持っているとされるなか、望んだクラブの一つであるACミランは「ノー・グラッツィエ(=ノー・サンキュー)」の姿勢を明らかにしているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ファルカオは「ティグレ(虎)」の愛称で知られ、欧州屈指の得点力を持つストライカーとしても名を馳せた。しかし、大きな負傷を繰り返したことでワールドカップなどの大舞台から遠ざかり、現在は33歳。モナコでのプレーを続けているものの、来季に向けてチームを変える意向を代理人のジョルジュ・メンデス氏に伝えていたのだという。
メンデス氏とチームを探すなかで、ファルカオが望むクラブの一つがACミランだった。しかし、ミランは冬の移籍市場でジェノアから獲得したポーランド代表FWクリストフ・ピアテクが爆発的な得点力を発揮している。ファルカオ自身はピアテクの2番手も辞さない意向を示したとするものの、ミランはイタリア代表にも選出された若手FWパトリック・クトローネを期限付き移籍などで放出してまでファルカオを獲得する意味を見出していなかった。
そのため、ミランからはメンデス氏に「ノー・グラッツィエ」という形で売り込みを拒否する返答が持たされたとしている。また、モナコでファルカオが1000万ユーロ(約13億円)という高額年俸を受け取っていることは、ミランに限らず移籍を希望した場合の大きな障害になるという分析も併せてレポートされた。
キャリアの終盤に差し掛かっているストライカーは、納得のいく道筋を見つけられるのか。少なくとも、そのゴールが名門復活を期すミランでなかったことだけは確かなようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)