アトレチコには“不運を呼ぶ存在”!? ユベントス戦主審の“因縁”にイタリア紙が注目

ユベントスはカイペルス氏担当ゲームの勝率は良くないが…エースのロナウドは相性抜群
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の中でも注目カードの一つが、ユベントスとアトレチコ・マドリードの一戦だ。初戦をアトレチコがホームで2-0と制した顔合わせは、現地時間12日にユベントスのホームで第2戦が行われる。ユベントスの本拠地トリノの地元紙「コリエレ・ディ・トリノ」は、試合を担当するレフェリーに関する因縁を報じている。
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記事では、このゲームを裁くのはオランダ人のビョルク・カイペルス氏に決まったと言及。欧州でもトップクラスのレフェリーと評判のカイペルス氏は、昨年のロシア・ワールドカップでも4試合を担当し、今季のCLでもすでに4試合の笛を吹いている。
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ユベントスから見ると、このカイペルス氏が主審をしたゲームへの相性は決して良くない。記事によれば、これまでに6試合の担当で、ユベントスが勝利したのはわずかに1回。残り5試合の結果は4分1敗だという。また、“イタリア勢”に範囲を広げても、19試合の担当で勝利は4試合と、その勝率は2割強でしかない。
一方で、今季からユベントスに加入したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、カイペルス氏のゲームに相性が良いというデータも公開されている。ロナウドは担当試合で5ゴールを決めて3勝。そのうちの1勝と1ゴールは、レアル時代にアトレチコと対戦した2013-14シーズンのCLで、延長戦の末にレアルが4-1で勝利している。
また、昨年のW杯に目を向ければ、カイペルス氏が裁いたゲームでは開催国ロシアにスペインはPK戦の末に敗れた。アトレチコやスペインにとっては“不運を呼ぶレフェリー”という見方もできるかもしれない。
アトレチコのホームでは、サポータたちがロナウドに強烈なブーイングと罵声を浴びせ掛け、ロナウドが手で「アトレチコはCLで0回優勝、僕は5回だ」と反論のジェスチャーを見せたことも話題になった。それぞれの因縁が渦巻く試合は、オランダ人レフェリーのコントロールの下でどのような展開になっていくのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)