イタリアメディアで飛び交う本田の去就 ミランの戦力として不要との報道も
ピッチ外の貢献度が強調される歴史上稀な10番
3シーズンに渡り、ミランの「背番号10」を担ってきた男は、現体制の戦力としては厳しい状況にあるが、ユニフォームをアジア市場に売りさばくための「完璧な商業キャラクター」であると、特集では指摘している。イタリアメディアから、すでに「マーケティングマン」と命名され、サッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」も「マーケティングや広告宣伝的には残したい」と報じるなど、ここにきてフィールド上の戦力としてよりも、営業面の効果ばかりがクローズアップされている。
アジア市場の開拓者として14年1月に移籍金ゼロでミランにやってきた本田は、リーグ戦で1年間もゴールを決めることができていない。インフルエンザによる発熱明けの4日のナポリ戦で、2試合出場機会のなかった後にチーム批判を展開した。
イタリアでは今、移籍話が飛び交っている。フィールド外での貢献度を語られてきた、ミランの歴史上でもユニークな「10番」は、その役割を終えようとしているのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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