相手のゴール取り消しで勝利のレアル、“無人VARルーム”が波紋 「判定に政治的影響」
バジャドリードが前半に二度ネットを揺らすもVARによるオフサイド判定でノーゴール
レアル・マドリードは現地時間10日のリーガ・エスパニョーラ第27節バジャドリード戦で4-1の勝利を収めた。バジャドリードのゴールが2回にわたってビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入で取り消されたなか、中継映像に無人のVARルームが映し出されたことで、スペイン国外でも物議を呼んでいる。イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」などがレポートしている。
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この試合の前半13分と18分、バジャドリードは二つのゴールがオフサイドであったとして取り消された。VARによるオフサイド確認は信頼性の高いものとして認識されていることもあり、選手たちも受け入れやすい傾向がある。しかし、中継映像に映し出されたのは衝撃的なものだった。
中継映像でVARルームが映し出されることがよくある。ある意味では、実際に映像を見て、主審の助言していることの証明でもあるからだ。しかし、この日の映像で映し出されたのは、誰もいない無人の部屋に真っ暗なままのモニターが並ぶ光景だった。
この状況に、カタール資本の衛星放送「ビーイン・スポーツ」公式ツイッターは、「レフェリー:もしもし、もしもし。VAR:……。レフェリー:???」という投稿で、問題を指摘している。また、伊メディアのレポート記事では「スペインのサッカーファンは、いつもレアルがレフェリーの判定に政治的な影響を与えているとフラストレーションを溜めるが、恐らく今回のことはそれを助長する」と指摘した。
最終的にレアルは後半の3得点で一気に突き放す試合を展開したが、中継を見ていたファンに対しては、まさかの映像に判定への不満や信頼性の低下といった事態を招くことになりかねないものになってしまった。
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