「ブラッターとプラティニは病原菌散布」 マラドーナがFIFAの汚職2トップをメッタ切り

会長選出馬宣言しながら、汚職問題で停職処分のプラティニ氏には「嘘つきにもほどがある」

「プラティニ! 俺にはよく分からないんだ。だって、やってることがコメディアンじゃないか。自分はFIFAの会長になりたいんだと言って、30日後には処分を受けてるんだぞ? たった30日だ。どんなウソつきだよ! ウソつきにもほどがあるだろ。おい、プラティニ!」

 地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」に対してはサッカー界にはびこる八百長問題について、厳しい言葉で批判をしている。

「残念ながら、八百長が存在するんだ。それはピッチの上だけではないんだがね。もはや、それは世界レベルだと言っていい。色んな人が目を背けるが、オレはまっすぐに見て言うぞ。オレは、ピッチの上で2つのチームがスポーツ的に勝利を目指して闘う姿が見たいんだ。八百長試合なんてまっぴらごめんだ。これはな、ブラッターとプラティニが撒き散らした病原菌なんだ!」

 現役時代をほうふつさせる闘争心を露わにしながら、FIFAのトップに立ってきた2人を公然と批判した。自身もピッチ内外でさまざまな行為で物議をかもした問題児であったが、サッカー界全体に影を落としたこの汚職事件については、怒りが収まらないようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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