狭まる「本田包囲網」 ミランがポルトガルの新鋭MFもリストアップ

本田の1月放出の可能性も捨てきれない

 「ミランの構造について触れた表明は、ガッリアーニCEOもベルルスコーニ会長も気に入らなかった。日本代表戦から帰って来たら、話し合いが行われるだろう。マーケティングや広告宣伝的には残したいにしても、1月の放出もないとは考えられない。スペインではバレンシアが興味を示していると報道された。(オーナーの)ピーター・リムは商業的な嗅覚に優れている。スペインに手頃な金額で連れて来たいという」とも指摘されている。

 地元メディアに「マーケティングマン」と命名された本田は、ミランとしてはアジア市場開拓のキーマンとして重宝されているが、それ以上ではないという。バレンシアのシンガポール人オーナー、リム氏もビジネス面の嗅覚を働かせ、アジア市場開拓のツールとして獲得を狙う可能性がすでに浮上している。

 ナポリ戦後の爆弾発言以前から、地元メディアではミランが本田との契約を延長しないと報じられていた。正論と呼ぶ声もあったクラブ批判に打って出た本田だが、ミラノで残された時間は思った以上に短くなっているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング