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チェルシー史上「最悪の獲得選手20人」を英紙が発表 “石油王”が失敗した補強とは?
フィリップス獲得による損失は25億円
続く5位に入ったのは、元イングランド代表MFショーン・ライト・フィリップス。05年にマンチェスター・シティから移籍金2100万ポンド(約40億円)で加入したものの、ジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を勝ち取るには至らなかった。結局、08年夏にシティへ850万ポンド(約15億円)で“出戻り”。「非常に高額な買い物に失敗した」と厳しい批判をされた。
6位は、元アルゼンチン代表MFファン・セバスティアン・ベロン。マンチェスター・ユナイテッドの移籍失敗特集でも4位にランクインしていた「ブルヒータ(小さな魔法使い)」は不名誉なダブルを達成。よほどプレミアの水が合わなかったのだろうか。ユナイテッドから03年に1500万ポンド(約28億円)で移籍加入したが、怪我に悩まされた。インテルや母国のエストゥディアンテスへの期限付き移籍も挟みながら07年まで所属したが、出場機会はあまりなかった。
ビッグネームが続いた6位から、しばらく大物のランクインが遠ざかる中、11位にはドイツの若き至宝と言われたMFマルコ・マリンが入っている。12年夏に5年契約で加入したが、翌シーズンからはセビージャ、フィオレンティーナ、アンデルレヒトとレンタル移籍を繰り返し、現在はトルコのトラブゾンスポルへレンタル中。もう2シーズン以上、青いユニフォームを着たマリンの姿を見ていないことになる。たらい回し状態のかつての新鋭に対し、記事では「次世代のアリエン・ロッベン(オランダ代表)という評判だったのだが」とされている。
14位にランクインしたのが、元アルゼンチン代表FWのエルナン・クレスポ。03年にセリエAでの実績を買われて加入したが、プレミアのスタイルに適応できずに苦戦した。記録上は08年までの所属だが、その間の3シーズンはイタリアのACミランとインテルに期限付き移籍。「イタリアにおいてラツィオやミランで活躍したのは知っているが、ブルーズでの彼については、ほんの少しの思い出しかない」と、チェルシーの一員としての存在感は希薄だった。