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CSKAモスクワ西村、気迫のロシア移籍後初ゴールに地元歓喜 「第2の本田が叫んだ」
ルビン・カザン戦でスライディング弾を突き刺し、本田以来の”日本人ロシアリーグ弾”
ロシアの地で侍がその名を轟かせた。昨夏にJ1ベガルタ仙台からロシア1部CSKAモスクワへ完全移籍したFW西村拓真が、現地時間9日のリーグ第19節ルビン・カザン戦で待望の移籍後初ゴールを記録。先制点を決めて3-0の勝利に貢献し、地元ファンからも「サムライ!」「第2の本田が叫んだ!」と歓喜の声が上がっている。
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西村は2015年に富山第一高から仙台入り。4年目の昨季、夏までに自身初の二桁ゴール(24試合11得点)を挙げると、8月末にCSKAモスクワへの完全移籍が決まった。
18年9月23日、ロシアリーグ第9節FCスパルタク・モスクワ戦(1-1)でベンチスタートから移籍後初出場。10月23日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節ASローマ戦(0-3)で日本人史上16人目のCLデビューを果たした。2019年は2カ月間出番がなかったが、3月2日のリーグ第18節アルセナル・トゥーラ戦(0-2)で途中出場すると、9日のルビン・カザン戦では前線の一角としてスタメン起用された。
0-0で迎えた前半24分、CSKAモスクワは左サイドからゴール前にクロスを放り込むと、ロシア代表DFマリオ・フェルナンデスの頭での折り返しをロシア人FWフェドル・チャロフが右足ヒールでチップ。中央で待ち構えていた西村が右足のスライディングシュートでネットを揺らし、リーグ戦出場6試合目にして待望の移籍後初ゴールを挙げた。
日本人選手がロシア・プレミアリーグで得点するのは、MF本田圭佑(現メルボルン・ビクトリー)がCSKAモスクワ時代に記録したのに続いて史上2人目。西村はゴールが決まるとピッチに滑り込みながらガッツポーズして喜びを爆発させ、クラブ公式インスタグラムも「前半終えて1-0。西村拓真がロシア・プレミアリーグで初ゴール」と速報すると、「サムライ!」「第2の本田が叫んだ!」「よくやった!」「これから毎試合頼むぞ」とCSKAモスクワファンから歓喜の声が上がった。
後半21分に交代する際には、ホームのサポーターから喝采を浴びた西村。22歳の若武者は、リーグ優勝へのラストピースになれるだろうか。