事実上の引退状態にあるデル・ピエロが監督業に意欲 「その可能性を考えている」

イタリアを飛び出して得た経験

「実際のところ、ユベントスから離れた時にイタリアでもヨーロッパでもなく、別のところでプレーしようと思ったんだ。オーストラリアのサッカーを変化させる手助けができればと思ったよ。僕がプレーした2年間で、サッカーはオーストラリアの国内で5番目のスポーツだったけど、今では2番目か3番目になっているんだ。今や、オーストラリアはサッカーの質を高めていると思う。個人的に、今までと違った経験をすることで学びたかったんだ。インドに行ったのも同じ理由だよ」

 長年、ユベントスの象徴であり、イタリアが誇るファンタジスタとして君臨していたデル・ピエロ。サッカーにおける発展途上の国で得た経験は、彼の将来に大きな影響を与えたのかもしれない。第2、第3のデルピエロと呼ばれるような選手が彼の下から育つことは、世界中のサッカーファンにとって大きな楽しみになるはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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