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ミラン監督に進退問題が浮上! 17日のトリノ戦に敗れれば解任へ加速か
会長は「ラストチャンスを与えたに過ぎない」
日本代表FW本田圭佑が所属するACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督の将来は、次戦に懸かっているのかもしれない。イタリア紙「トゥット・スポルト」が、10月17日のリーグ第8節トリノ戦で敗北した場合、指揮官の進退問題に発展すると報じている。
7試合を終えて3勝4敗の勝ち点9で11位に沈み、リーグワースト2位の13失点と散々なスタートとなっているミランは、このインターナショナル・マッチウィーク期間中にテコ入れを図っている。シルビオ・ベルルスコーニ会長が「夕食会」という名目でアドリアーノ・ガリアーニCEOとミハイロビッチ監督の両者を招き、システム変更を含めた現場介入を行ったと多くの現地メディアが報じている。その後、会長は「我々は、ピッチの支配者に戻るのだ」と怪気炎を上げたとされている。
しかし、同紙ではそういった一連の動きを、「ラストチャンスを与えたに過ぎない」と分析している。「トリノでの敗北は、このセルビア人指揮官によるプロジェクトをわずか数ヵ月で終了させる」と、4勝1分2敗で現在5位と好調なトリノとのアウェーゲームに敗れれば、解任への動きが加速すると報じている。
この中断期間に4-4-2システムの導入に踏み切ったとはいえ、主力クラスの選手は代表活動でチームを離れている。特に、システムチェンジの影響をモロに受ける中盤の選手たちは、戦術を確認する時間がほとんど取れない。主将のMFリッカルド・モントリーボに加え、MFジャコモ・ボナベントゥーラ、MFアンドレア・ベルトラッチ、DFマッティア・デ・シリオはイタリア代表に招集され、13日にローマでノルウェー代表と欧州選手権予選を戦う。イタリアはすでに本大会出場を決めているが、中盤の3人は前回のゲームにスタメン出場していないだけに、かえって起用される可能性が高まっている。