浦和が松本撃破で今季リーグ戦初勝利 エース興梠が“開幕252分目弾”で決勝点
後半27分、獲得したPKを浦和が冷静に決めて浦和が1-0で勝利
J1浦和レッズが9日のリーグ第3節松本山雅戦、エースFW興梠慎三の決勝点で1-0と今季リーグ戦初勝利を挙げた。興梠のゴールは浦和にとってリーグ開幕から252分目の初ゴールになった。
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浦和は6日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の初戦、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)戦で今季の初勝利を挙げてから中2日のアウェーゲームに、ブラジル人DFマウリシオとブラジル人MFエヴェルトンを帯同外とし、最終ラインにDF岩波拓也、中盤にはMF柴戸海を今季初スタメンで起用した。
先にビッグチャンスをつかんだのは浦和だった。前半9分、相手DFのロングフィードを蹴ろうとするアクションに素早くプレスをかけた興梠がボールを弾くと、こぼれ球を拾ったFWアンドリュー・ナバウトが左サイドから一気にドリブルで切り込んでシュートを放った。しかし、これは戻ってきた松本のDFが人数をかけてクリアして先制とはならなかった。
一方の松本は前半34分、コーナーキックをファーサイドに送り込むと、折り返しのヘディングはゴール前の際どい場所に飛んだが、戻っていた興梠がなんとかクリアしてゴールはならず。強い風が吹き抜けるなか、浦和が風上に立った前半は0-0で終えた。
後半になってもゴール前のシーンが少ない膠着した試合になった。そのなかで浦和は後半26分、中盤で興梠が上手くプレスをかわしてMF長澤和輝に縦パスを通すと、長澤がドリブルで進出。長澤は右サイドのナバウトにパスを預けてペナルティーエリア内に切り込み、右サイド深くから折り返しを狙ったが、これをDFがハンドでブロックしてしまいPKの判定。同27分に興梠がこのPKをゴール右に冷静に決めて1-0とした。
このゴールは前節までリーグ戦で2試合無得点だった浦和にとって252分目の初ゴールとなり、残り時間で松本にゴール前の決定的なシーンを作らせずにゲームをまとめ、今季リーグ戦初勝利を挙げた。一方の松本はJ2から昇格した今季のリーグ戦で初黒星となった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)