物議を醸したCLレアル戦の“疑惑のゴール” UEFAが結論「ゴールは正しかった」
タディッチのゴール直前に「ボールが完全に出ていたという決定的な証拠はない」と説明
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16、レアル・マドリード対アヤックスの第2戦(1-4)で、アヤックスが決めた3点目は直前にサイドラインを割っていたのではないかと、“疑惑のゴール”と物議を醸している。UEFAは「決定的な証拠はなかった」とし、正当な判定だったと説明している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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アヤックス本拠地での第1戦はレアルが2-1で勝利を収めていた。しかし、サンチャゴ・ベルナベウでの第2戦ではどんでん返しが起こった。前半7分、ショートカウンターからMFハキム・ジエクが決めてアヤックスが先制すると、同18分、MFドゥシャン・タディッチのお膳立てからFWダビド・ネレスが追加点を奪い、トータルスコアで逆転。そして、後半17分にレアルの息の根を止めるVAR判定が訪れる。
ペナルティーエリア手前からのタディッチの強烈なミドル弾で3失点目を喫する直前、左サイドでDFノゼア・マズラウィがスライディングでボールを拾ったプレーが起点となった。しかし、このシーンでボールはタッチラインを割っている可能性があったため、VARが使用されることに。映像を見る限り、タッチラインを割っているようにも見えたが、数分間の議論の末、判定は覆らずゴールが認められることになった。
UEFAはこのシーンについて、「すべての角度からのビデオ、画像からもボールが完全に出ていたという決定的な証拠はなかった」と説明している。このため、試合は数分間中断していたが、主審はピッチ脇で映像を確認する「フィールドオンレビュー」を行わなかった。
CL3連覇中の王者レアル敗退の引き金となった“疑惑のゴール”として物議を醸したこのシーンだが、UEFAは「レフェリー(VAR)が介入せず、ゴールが認められたことは正しかった」と結論づけた。
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