ゴール量産中のレバンドフスキ 恩師クロップ就任のリバプール移籍が急浮上

愛弟子の飛躍に目を細めるクロップ

 この移籍が、飛躍のきっかけとなった。2014年夏に契約満了に伴い、バイエルン・ミュンヘンへ移籍するまでの4年間で、リーグ戦74得点を決めた。クロップ監督自身もレバンドフスキの獲得には、今でも大きな満足感を感じているという。

 「最大の満足感とはポーランドの小さなクラブから獲得した選手が、今日のような大活躍を見せてくれることだ。契約した際の彼と現在の彼との違いは、信じられないほどだ」と指揮官は語っていた。

 現在、世界最強との呼び声高いストライカーの代理人、チェザリ・クチャルスキー氏は「私にはレバンドフスキの未来への考えはある」と語り、バルセロナとレアル・マドリードへの移籍を示唆。マンチェスター・ユナイテッドについては、「あそこはずっと雨が降っている」と、気候面から否定的な見解を示していた。マンチェスターから50キロの位置にあるリバプールの気候もさほど変わらないが、アンフィールドには情熱家の恩師クロップがいる。

 昨季にはバイエルンを率いるペップ・グアルディオラ監督との不仲も噂になったレバンドフスキ。近い将来に、自らを見出してくれた名将とともにリバプール再建の切り札となっているかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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