最新のFIFAランクで8位　躍進が止まらない

　「夢が実現した」と興奮冷めやらぬベイルは、この快挙はチーム一丸となって手にしたものだと主張している。主将のDFアシュリー・ウィリアムズ（スウォンジー）やMFアーロン・ラムジー（アーセナル）をはじめ、イングランド・プレミアリーグなどのトップリーグで活躍する選手が揃うチームには、強い団結力が備わっているという。

「僕らはピッチ上で兄弟のようだ。そして、チームの一体感を示すことができた。僕に言えるのは、この予選を通じて懸命に戦い続けたということ。これがその結果だ」

　ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナと、2014年ブラジル・ワールドカップに出場した2ヵ国と共存する難しいグループを、見事に勝ち抜いた。こうした快進撃を受けても、「ここでは終わらない」とベイルは力強い言葉を残す。9月に発表されたFIFAランキングで、史上初めてイングランドを抜いて9位に位置し、10月1日発表の同ランキングでは8位に上昇と躍進が止まらないウェールズ。フランスの地で開催される来年の欧州選手権でも、勢いそのままに台風の目となるだろうか。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images