バルベルデ監督がバルサと契約延長も… 選手たちが監督就任を望む“レジェンド”は?
指導者ライセンス取得に向けて動いているシャビの“監督帰還”に期待
バルセロナは2月にエルネスト・バルベルデ監督との契約を2020年まで更新した。新契約はさらに1年の延長オプション付きだが、スペイン誌「ドン・バロン」はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、元スペイン代表DFジェラール・ピケらクラブの重鎮たちが、この決定に満足していないと報じている。
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同誌によると、選手たちの多くはバルベルデ監督の求める、よりダイレクトで攻守の切り替えを重視する戦い方に否定的だという。より自分たちのボールを大切にしていたジョゼップ・グアルディオラ監督、ルイス・エンリケ監督時代への回帰を望んでいるというのだ。
今季、ここまで4度のクラシコで3勝1分という好成績を残し、2017-18シーズンにリーグタイトルも勝ち取っている。スペイン国内では無類の強さを見せているものの、欧州の舞台では結果を出せていない。過去3シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト8で敗退しているため、CL優勝を望むファンも満足し切れていないのが実情だ。
クラブも水面下ではバルベルデ監督の後任を探しており、選手やファンを納得させることのできるOBを後任に考えているという。その人物とは、チームの頭脳であった元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスだ。グアルディオラ監督が率いたチームの頭脳で、“ティキ・タカ”スタイルの要となり、数多くの良い思い出をカンプ・ノウで作った存在だ。
2015年にバルセロナを離れたシャビは、現在、カタール1部のアル・サッドでプレーしているが、将来的な転身を見据え、UEFAプロライセンスを取得するための指導者コースの受講をスタートしている。バルセロナで8度のリーグ優勝、4度のCL制覇、2度のUEFAスーパーカップと2度のFIFAクラブワールドカップを勝ち取ったレジェンドの復帰は歓迎されるだろう。
現在、リーガ・エスパニョーラで首位を走り、3冠の可能性を残しているバルセロナだが、バルベルデ監督は今後、シャビの影とも戦うことになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)