ラグビー日本代表の活躍に刺激を受けた本田 「我々も負けられない」
イタリアでも話題になったエディー・ジャパンの躍進
日本代表MF本田圭佑(ACミラン)が、ラグビーワールドカップ・イングランド大会で、惜しくも1次リーグ敗退の決まったラグビー日本代表の躍進に続くことを誓った。
13日の親善試合イラン戦を控えたテヘランでの練習を終えた本田は、日本中を感動させたエディー・ジャパンの活躍に刺激を受けていた。
「快挙であることは間違いない。ラグビー日本代表にとっては、日本だけじゃなくて、世界に日本のラグビーもやるんだぞと確実に示したんじゃないかな。イタリアの選手も知っていましたし、ニュースでね。そういう意味では、大きく前進したというのは(感じます)。我々もね、ここ最近結果を出していない意味では負けられない。いい意味での刺激をもらえたのかな」
ラグビーイタリア代表もシックス・ネイションズ参戦国(欧州の強豪6ヵ国が参加する大会)。今大会では決勝トーナメントに進出できていないが、サッカーやモータースポーツ、自転車競技への人気が絶大なイタリアでも、ラグビーに対する関心は高い。エディー・ジャパンの躍進は、イタリアでも話題になっている。
ミランは本田の加入後、3シーズン目となるが、2年連続でヨーロッパのカップ戦出場権を喪失。今季も3勝4敗で11位と振るわない。日本代表でも昨年のブラジル・ワールドカップでのグループリーグ敗退に続き、1月のアジアカップ・オーストラリア大会では8強敗退と失望続き。日本の男子サッカーでは最近、良いニュースは少ない。
「五郎丸のFK。全然、内容はわかってないですけども」
キッカーとして、その名を知らしめたフルバック五郎丸歩の名前も頭に刻まれているはず。ミランではプレースキッカーの座から外された格好になっているが、日本代表ではその地位を守っている。日本ラグビーから刺激を受け、本田はチームとしても個人としても、さらなる進化を目指す。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images